報告
2022年も間もなく終わりに近づいてきました。今年も新型コロナウイルスの猛威は収まることなく依然として感染者が高止まりです。もうそろそろ収束して欲しいですね。
そのような中ですが、ふたご手帖プロジェクト主催による「ふたご手帖を使った保健福祉従事者向けオンライン研修会」を11/28と12/7の二日間実施致しました。二日間で267件の申し込みと274件のアクセス数でした。両日同じ内容で、質疑応答の時間には、様々な質問が出て、あっという間に一時間が過ぎました。当事者の生の声や支援側の先進的取り組みの情報もあり、皆様の反応からもふたご手帖の具体的な使い方がよりご理解いただける有意義な機会になったと自負しています。
遅ればせながらご報告です。

研究論文「乳幼児期双生児の発育曲線と運動発達」が、『小児保健研究』の最優秀論文賞を受賞し、三重県総合文化センターで行われた小児保健研究会の学術集会において、表彰されました。
この論文は、ふたご手帖プロジェクト代表である彦聖美先生(金城大学看護学部教授、研究職・看護師)と、『ふたご手帖』の監修者である加藤則子先生(十文字学園女子大学教育人文学部教授、研究職・医師)、そして『ふたご手帖』の発行人である故大木秀一先生(元石川県立看護大学健康科科学講座教授、研究職・医師)により執筆されました。
2012年に大木先生により作成された「ふたごの身体発育曲線」や、『母子健康手帳』掲載の「身体発育曲線」と、「乳幼児身体発育曲線(ふたご用)」を比較し、精査された論文として、長年の研究成果の功績が認められたことによる受賞です。
『ふたご手帖(記録ノート)』には、この「乳幼児身体発育曲線(ふたご用)」が掲載されています。小さく生まれたふたごの発育の目安として、どうぞお使いください。

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